旅情

gardenia

清楚でありながら妖艶で、匂い立つような美人を連想させるのは、
その色香を感じさせるような得も言われぬ芳しさゆえでしょうか。

映画「旅情」にもこの花が登場するシーンがありました。
古い映画ですが、テレビでも何度か放映され、このクチナシの花が
印象的でした。

いつか、ここにも植えたいと思い、苗木をみつけて植えてはみたも
のの数年間は花をつけませんでした。
ダメかなと半ば諦めかけた頃、昨年からやっと数輪花をつけるよう
になりました。
さて、今年は、いくつの花との出逢いがあるのでしょうか。

花言葉は「優雅」

狩人は陶芸家

tohgeika

末永文化センターの玄関で見つけた小さな壷。
陶器の壷や花瓶でよく見かける形です。
制作者は、カリウドバチ(狩人蜂)の仲間のトックリバチのようで
す。
どこかのテレビ番組で聞く「いい仕事してますね〜」と言うセリフ
がぴったりするほどの出来映えです。
壷の胴がふっくらと、首のところがキュッとしまっていて、口が見
事に開いています。
ロクロもなしで、どうしてこのような形が造れるのだろうかと、た
だただ感心するばかりです。
九響Yさんによると、壷のなかには、産みつけられた卵と幼虫の餌
になる昆虫が入っているそうです。

またまた自然界の凄さを再認識する出来事でした。

梅雨の花

ajisai

あじさいの似合う季節がやってきました。
梅雨に入って、花が生き生きとしているように感じられます。
紫陽花には、やはり雨が似合っていますね。

数年前の一枝の挿し木が、今は人の背丈以上に大きく育ち、たくさ
んの花を咲かせています。
昨年、今年と植えた紫陽花もりっぱな花をつけました。
今年、挿し木した紫陽花が大きくなった数年後にはどんな景色に
なっているのだろうかと、思いを馳せています。

色が変化するので、花言葉は「心変わり」とか「移り気」などと恋
多き女性のイメージがありますが、花の綺麗な時期が過ぎても花を
散らすことなく、寒くなってもじっと花をつけたままの姿は、むし
ろ耐える女性を思わせます。

楽器の日

amaryllis

今日、6月6日は「楽器の日」です。
昔から、6歳の6月6日から、芸事を始めるとよいとされています
が、そのようなことから「楽器の日」になったようです。

楽器と言えば、花にも楽器の名前が付いたものや楽器の形をしたも
のがあります。
エンゼルトランペットや、ヴィオラ(ヴィオラは楽器のヴィオラか
らついた名前ではないようですが)など・・・
最近、花壇で咲いた花では、アマリリスがやはりラッパの形をして
います。
昨年、花をつけなかったので心配しましたが、今年は「ここにいま
す」とばかりに真っ赤なドレスで主張しています。

アマリリスは、歌にも歌われているので、懐かしく思い出す方もい
らっしゃるのではないでしょうか。

名も知れぬ花

naoshiranuhana

建物の壁際で、生い茂った草が風にそよいでいました。
その前を通り過ぎて行こうとして、何かが見えた気がして・・・ 
ん? 今のなあに?  思わず後戻り。
長く伸びた草の先に見逃してしまいそうな程、小さな小さな花をつ
けていました。
数ミリサイズですが、レンズを通してのぞくとこんなに可愛らしい
姿です。
わすれな草そっくり。でも大きさが全く違います。なんだろう。

子供の頃、植物学者の牧野富太郎博士のことを教わった時に「名も
なき花などない、名も知れぬ花だ」と言われた逸話がとても強く記
憶に残っています。
雑草などと、つい言ってしまいますが、どんなものにも名前がある。
私達がその名を知らないだけなんだと。

しかし、博士のこの言葉は、単に植物のことだけを言っているので
はない、奥の深ーい含蓄のある言葉だなぁとつくづく思います。

でも一体この植物、なんと言う名前なんでしょうか。

虫の眼

katabami

カメラのマクロレンズを通すと、普段見えないような小さな世界を
のぞくことが出来ます。
Sさんから、花の写真を撮る時は「虫の眼になりなさい」と教えて
いただきました。
虫の目線、花の目線で撮りなさいと言うことでしょうが(私にそれ
が出来ているかどうかは甚だ疑問ですが)マクロレンズでのぞいて
みると、自分が虫になったような気がします。
見逃してしまいそうなほどの足下の小さな世界が、まるで未知の不
思議な小宇宙に迷い込んだような気がします。

黄色のカタバミと、薄いピンクや濃いピンク色のものは違う花なの
かしら?と思っていましたが、よく見ると葉や花の形がそっくり。
調べるとイモカタバミ、ムラサキカタバミと判明しました。
クローバーに似た葉ですが、葉の先がハート形をしていています。

幸福の予感

shirotsumekusa

クローバーの花を摘んで首飾りを作ったり、四つ葉を探したり、原っ
ぱで遊んだ子供の頃を想い出します。
大人になっても四つ葉を見つけると、本の間に挟んで宝物のように
大切に押し葉したり、みなさんもなさっていませんか?

オランダ貿易の時代、長崎に輸入された荷物の梱包材として用いら
れたことから付いた和名が詰草(ツメクサ)。
赤い色のアカツメクサもありますが、よく見かけるのが、このシロ
ツメクサです。

花言葉は、幸福の予感。
花言葉を聞いただけで、すでに幸せな気分になってしまいます。
う~ん 花言葉どおりです。

和風美人

ayame

いずれ文目(アヤメ)か杜若(カキツバタ)などと甲乙つけ難いこ
との例えに使われますね。
とても似ていますが、乾いた所で育ち編み目模様のあるのがアヤメ
で、反対に編み目模様がなく湿地で育つのが、カキツバタと知りま
した。これは前者のアヤメです。

万葉集にも登場するほど古くから日本人に愛された花で、いかにも
和風美人と言った風情で花壇の隅で咲いています。
今日5月18日の誕生花です。
花言葉は、良い便り。

どんな良い便りが来るか楽しみにしておこうっと!

ご来場ありがとうございました

moricon vol.21

すっきりと晴れ渡った青空、あぁもう初夏だなぁと思わせる一日でした。

新年度第1回目「末永の森コンサートvol.21」お陰さまで無事終了致し
ました。
連休明けで、ご来場者が少ないのではと案じていたのですが、その心
配も杞憂に終わり、いつも以上に多くの皆様にお越し頂くことが出来ま
した。
ありがとうございました。
正直、ほっとしています。

今回は、取材のテレビカメラも入り、またインタビューを快く受けて頂き
ました皆様、ご協力ありがとうございました。
お楽しみ頂けましたでしょうか。

次回は、9月12日(土)午後3時〜 金管楽器が再び登場致します。
どうぞ、ご期待ください。

ヒルザキツキミソウ

tsukimisoh

ほんのりとピンク色の可愛らしいヒルザキツキミソウ。
2、3年前に数株だったものが、今年は随分たくさんの花をつけ
ています。
夕方から咲く月見草と違い、昼間にも開花しています。
だから付いた名前だとか。

でも月って夜だけではなく、昼間に出ていても明るくて気が
つかないだけなんですけどね。
アメリカ原産の帰化植物です。

アメリカと言えば、明日の「末永の森コンサート」には、
ドヴォルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」が登場致します。
こちらは、どんな色をしているのかなぁ・・・

どうぞ、お楽しみに。
皆様のお越しをお待ちしております。