森の住人

totoro4

ひと雨ごとに寒さが増してきましたね。
末永の森も落ち葉が舞う季節になっています。
毎年のことですが、落ち葉と同時に、大小様々などんぐりがそれ
はそれは、たくさん落ちているのです。
そんなどんぐりで作るどんぐりトトロ。
昨年、このブログでも紹介しましたので、作ってくださった方も
いらっしゃることでしょうね。
今年は、ほかのスタッフに手伝ってもらって、随分たくさん誕生
しました。折角なので、「末永の森コンサート」にお越しいただ
いた皆様にプレゼント出来たらいいなぁと思っています。
実は、以前にコンサートにいらっしゃったお子様にプレゼントし
たのですが、大人の方も欲しいとのご意見が寄せられましたので、
今回は、抽選にさせていただこうと思っております。
どうぞお楽しみに!

「末永の森コンサートVol.23」は今度の日曜日11月22日
15:00より開催いたします。
ヴァイオリンセクション18名が出演のグランドコンサートで秋
の休日をお楽しみくださいますよう、皆様のお越しをお待ちして
おりまぁ~す。

スモウグサ

sumougusa

最近は、見かけることが少なくなったオオバコですが、以前は道端
などに生えていて、幼い頃はこの茎で「すもう」をしたものでした。

2本の茎をお互いに交差させて、引っ張りあいっこをして切れた方
が負け、と友達と繰り返し遊んだ「スモウグサ」です。
なるべく太い茎を捜すのですが、太いのが必ずしも勝つとは限らず
抜いてきた茎を少し、クシュクシュと揉んで柔らかくしたり、いろ
んな工夫をして遊んだ記憶があります。

本物の大相撲の方は、福岡での九州場所が15日から始まります。
末永文化センターの近くでも、まげを結ったお相撲さんの姿を見か
けるようになりました。
熱戦の15日間。
少し寒くなってきた福岡の街が、熱くなる15日間です。

赤まんま

akamanma

坂道をゆっくりと上って来ると、木陰でピンク色の穂状の小花がた
くさん咲いていました。

名前はイヌタデ。
ほぼ日本全土に生育していて、道端や野原などでよくみかけ、どこ
にでもあるように思っていましたが、最近は原っぱなんていうもの
自体がなくなりつつあるので、街中では目にすることが珍しくなっ
ています。
「赤まんま」の別名が示すように、幼い頃ままごとで、この花をお
赤飯のかわりにして遊んだことを想い出す方もいらっしゃることで
しょうね。
しかし、最近はそんなことをして遊ぶ子供達は、いなくなったので
しょうか・・・

万葉集や俳句の季語にも使われて、古くから親しまれた野花です。
「露草や赤のまんまもなつかしき」
なんて言う泉鏡花の辞世の句もあるそうです。
ちょっと物知りになった気分・・・

犬枇杷(イヌビワ)

犬枇杷

枇杷と言うより、イチジクに似た小さな実をつけます。
犬枇杷はクワ科イチジク属。
枇杷はバラ科だそうです。なんだかややこしいですね。
熟した果実はすっかり落ちてしまいましたが、小さな実がまた出来
ていました。

先日、福岡市美術館で開催されている「冨田渓仙展」に行って来た
のですが、会場の最初に展示してある「万葉春秋」にこの犬枇杷も
描かれていました。
「万葉春秋」は、万葉集に出てくる植物が描かれていますが、渓仙
は実際にそれらの植物を手にし、描いたそうです。
万葉人もこの植物を愛で、歌に詠んでいたのかと思うと、感慨深い
ものがあります。

そして、渓仙展で、もう一つの発見。
実は、末永文化センターの小ホールは、元駐日フランス大使で詩人
のポール・クローデル氏を記念し、別名「ポール・クローデルホー
ル」と申しますが、そのポール・クローデルと渓仙は親交があり、
二人が制作した作品も展示されていました。
まさか渓仙展で、その名前を目にするとは思ってもいませんでした
が、それにしても、日本画とフランス語の詩のコラボなんて、この
お二人なかなかしゃれたことをしています。

冨田渓仙は、博多出身の画家です。
「冨田渓仙展」は11月23日まで開催しています。

水引草

水引草

うっそうとした緑の中で、スーッと細長く伸びた小さな赤い花を
みつけました。

今年も、あまり人通りのない日陰でひっそりと咲いています。
なにげない野花ですが、茶花にも使われます。
タデ科の宿根草で、赤く見える花ですが、下から見あげると白く
見えます。
そのことから、お祝ごとに使われる紅白の水引のようだとついた名
前だそうです。

実は、水引草の名前は、その姿からついたとばかり思っていて、下
からは白く見えることを長いこと知りませんでした。
何事も一方向からしか見ていなかった我が身を反省しました。
トホホ・・・です。

今日の誕生花。
楚々とした姿が、なんとも趣があっていいですね。

感謝!

recital

「う〜ん さすがです。」

「豊嶋泰嗣ヴァイオリンリサイタル」ご堪能いただけたことと思い
ます。
ご来場いただきました皆様ありがとうございました。

五年前、お客様が来てくださるだろうかとドキドキしながらスター
トした「末永の森コンサート」でしたが、豊嶋さんには、「末永の
森コンサート」第一回の出演を快く引き受けていただき、どれほど
心強く、嬉しかったことでしょう。
九響はじめ、多くのオーケストラでコンサートマスターとして大活
躍のお忙しい中を、その後も度々ご出演いただいておりました。
ただただ感謝の一言につきます。
ありがとうございました。

そして、この「末永の森コンサート」にいつも足をお運びくださる
皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

どうぞ、これからもよろしくお願い致します。

豊嶋泰嗣ヴァイオリンリサイタル

violin recital

いよいよ15日の「末永の森コンサート特別公演」が迫ってまいり
ました。
九響桂冠コンサートマスターそして、新日本フィルや兵庫芸術文化
センター管弦楽団のコンサートマスターとして大活躍の豊嶋泰嗣さ
んの「ヴァイオリンリサイタル」です。
先日もTV「題名のない音楽会」に出演なさっていましたね。
その豊嶋さんの演奏が間近で聴けるなんて、皆さんきっと今からワ
クワクしていらっしゃることでしょう。
どうそ楽しみに〜!
お越しをお待ちしております。

十五夜

ginkgo nut

今夜は、中秋の名月。

ひょっとしてお月見のおだんご?
・・・ではなくて、秋の味覚、ぎんなんです。
こんなに沢山の銀杏を届けてくださるのは、いつものことながら
M尾さんです。
豊穣の秋にふさわしい、嬉しい、美味しい贈り物です。

毎年、秘密の場所?からイチョウの実を収穫し(.熟した実は、異臭と
皮膚がかぶれるので、きれいなぎんなんにするまでが大変らしい)
九響リハーサル日に合わせて、皆さんに秋のプレゼントです。

今夜は、ススキとお団子に銀杏も供えて月を愛でることにしましょう。

       ↓       ↓       ↓

小さい秋

 実は、こんなことになっていました。 

秋の贈り物

chestnut bur

九響のHさんから、素敵な秋の贈り物を頂戴しました。

バイクでツーリング中に落ちているのを見つけられ、大切に懐に入
れて???(エーーーッ)持ち帰ってくださったそうです。

まだ、落果したばかりのようで、イガの中でおしくらまんじゅう
しているかのようにギューっとくっつきあった栗も、とってもつ
やつやしています。

持とうとすると、イガのトゲが刺さって「痛っ!」

そーっと持ち上げようとするのに何度も「痛っ」「いたっ」「イ
タッ」を繰り返し、(懲りない私です)ようやく正面玄関のカウン
ターで皆様にお披露目です。  ほっ!
お陰さまで秋の風情が感じられますねぇ。

これを、持ち帰ってくださったHさんの姿を想像するだけで、イタ
クソンケイしてしまいました。
ありがとう!Hさん。

ご来場ありがとうございました

moricon vol.22

「末永の森コンサートvol.22」終了いたしました。

小雨の中を多くの皆様にお越しいただきありがとうございました。
ティンパニー、フルートの息の合った演奏、特に、金管楽器のウエ
ストサイドストーリーでは、緊張した面持ちで真面目にセリフを言
う人がいたと思えば、はたまた芝居っけたっぷりの人あり、と普段
見られない一面が見え楽しいコンサートだった、とご感想を頂きま
した。
ありがとうございました。

さて、次回は本来vol.23なのですが、その前に特別公演として、
10月15日に、なんと豊嶋泰嗣ヴァイオリンリサイタルを開催する
ことになったのです。
九響桂冠コンサートマスターでもある豊嶋さんの演奏を身近で聴く
ことが出来るまたとないチャンスです。

是非、お越しをお待ちしております。